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そうめんは古い方がおいしいの?

2024.08.10|そうめんエンタメ

毎日猛暑を通り越して酷暑の日々ですね!

そうめん屋にとっては

「おそうめんを食べよう!」と思い出していただきやすいので

気温が高い方がありがたいのですが。

製造する冬場は寒い方がおそうめんを造りやすいので

「本来の季節らしい気温」が一番ありがたいところです。

 

三輪そうめんを店頭で販売させていただいていて、よく聞いていただくのが

「そうめんって古ければ古い方がおいしいんでしょ?」

これはめちゃくちゃよく聞かれます!

これは所謂「古物(ひねもの)」のことですね。

 

三輪そうめんに関しては、勇製麺では冬に造ったおそうめんを

年を越した次の春から販売させていただいております。

これが「新物(しんもの)」になります。

そこからさらに1年経過したおそうめんを「古物(ひねもの)」

と言って、一般的には新物より高級と位置づけられることが多いです。

ではなぜ古物がおいしいといわれるかといいますと。

熟成期間中に水分が抜けていき、より硬い食感になるからです。

 

 

ただ、古ければ古いほどおいしいのか?

という点に関しては、食品ですので賞味期限=美味しく食べていただける期間が

設定されておりますので、期限内にお召し上がりいただくようにお願い致します。

昔、麺師が自己責任ですごく古いそうめんを食べたことがあるそうなんですが、

残念ながら古すぎるとやっぱりおいしくないです。

 

「でもやっぱり古物の方がおいしいんですよね?」

というご質問もいただくのですが

これはもう、本当にお客様それぞれの好みです!!

新物には小麦のフレッシュな良い香りがしますし、

そもそも三輪そうめんはコシが強いので新物も十分コシがございます。

また、三輪そうめんは新物・古物以外でも

組合で定められている等級が 「誉」、「瑞垣」、「緒環」、「神杉」と4等級あり、

等級が上がるにつれて麺が細くなっています。小麦粉の種類も違ってきます。

 

「高い方がおいしいんですよね?」とも聞いていただきますが

麺の細さで食感も異なりますので、”高級=おいしい” ということではなく

こちらもお客様のお好みで本当にそれぞれなんです。

 

ちなみに個人的には「緒環」が一番全体的にバランスがよくて好きです!

できれば食べ比べてみて、お好みの等級をみつけていただけると嬉しいです。