麺師の日日是好日
ふくら
2012.03.13| 麺師のひとりごと
昨日から、とっても寒く・・・
勇製麺周辺は昼過ぎには吹雪でした(>_<)。
そんなそうめんの塩加減・水加減に悩む日々・・・
三寒四温・・・そうめん屋泣かせの季節です。
でも、日の出はだんだん早くなってきて・・・なんだか嬉しい(^^)。
ところで、
「ふくら」・・・?
・・・って、何?・・・と思われますよね・・・。
「ふくら」とは・・・
勇製麺ではそうめんを「ハタ」で約205㎝ほどまで延ばします。
それを規定の19㎝ずつに裁断していくのですが・・・
2日工程では一晩「フロ」でそうめんを熟成(ねかす)させて、
翌朝から延ばし作業(カド干し)を開始します。
その間にそうめんはU字型でねかせているものですから・・・
一晩の間に、
そうめんのU字になっている下部が重みで太く、逆に上部は細くなっていきます。
それが、翌朝「カド干し」で長く伸ばした際にも残って・・・
205㎝の真ん中周辺が、どうしても太くなります。
その少々太くなっている部分を三輪の素麺屋は「ふくら」と呼ぶのですね。
できれば、なるべくそうならないようにするのですが・・・
やはり、なかなか自然の力は偉大ですね。
ちなみに、カド干しの一番最初の作業は「ふくらだし」とう作業で・・・
できるだけ、ふくらを抜く(延ばす)ようにそうめんを延ばすのですね。
寒素麺もあともう少し!
頑張ろう(^_^)v。。
2012年3月13日
三輪そうめん
勇製麺by(有)小西勇製麺所